学生が二十万の借り入れをしても大丈夫ですか
学生をしている私ですが、ちょっとお金が必要になったんです。それで二十万ほどキャッシングを利用したいと考えているのですが、学生の私でもキャッシングを利用することが出来るのでしょうか？
利用できるキャッシングはありますが、返済計画はしっかりと
キャッシングなどでお金を借りる…今ではインターネットや携帯電話などを利用すれば、店舗に足を運ばなくても、手軽に利用することが出来るようになってきました。また、キャッシングと一言で言っても、銀行系や消費者金融系といったカテゴリがあり、それぞれに特徴が異なっています。
今回のご質問の場合、学生さんということで、銀行系のキャッシングはまず利用することは出来ないでしょう。銀行系や審査に厳しく、安定した収入がなければ、借り入れは出来ないのが一般的です。その一方で消費者金融であれば、パートやアルバイト、学生の方でも利用できるようなキャッシングがあります。利用限度額は低めに設定してありますが、その分、審査が比較的緩いのが特徴となっています。
今回の場合、二十万円を借りたいということなので、そのくらいの額であれば、消費者金融で借り入れすることは出来るでしょう。しかし、学生の方の場合は特に、収入があって、きちんと返済できるかどうかをしっかり検討しておくことが重要になります。返済計画をきちんと立てて、利息も含めて全額をきちんと返済できることをしっかり確認するようにしましょう。それ以前に、キャッシングを利用することは、あくまでも借金をするということを意味するため、学生さんの場合は、キャッシングを利用する前に、ご両親などに相談した上で工面することができないかということも含めて検討するようにしましょう。
もしもクレジットカードのリボ払いで二十万円の借金を作ったら
クレジットカードの利用者は、その利便性から年々増加の傾向にあります。
クレジットカードは、ローンカードのようなお金を借りるためのカードではなく、お金を後払いするためのカードです。
そして、クレジットカードを利用する多くの人が「リボルビング払い」という支払い方法で利用されています。
リボルビング払いとは、買い物などで利用した金額や回数に関係なく、契約にて決められた「利用限度額」の範囲内なら何回買い物などをしても、支払う金額は一定という支払い方法のことです。そして、元金がなくなるまで毎月支払いがあり、金利がかかります。
つまり、月々の元金の支払額は変わらず固定で、それに金利（手数料）をプラスしての支払いを元金返済額が0円になるまで、毎月元金とその月の利息を支払っていく方法のことです。
少し、ややこしい支払い方法なので計算式を使って進めていきますね。
仮に、金利16%のクレジットカードを利用して、20万円の商品をリボ払いで購入したとしましょう。そして、月々の元金の支払額は2万円としましょう。
月々の元金の支払額は2万円なので、10ヶ月支払いを続けることで元金の20万円は0になります。
【1ヶ月目】
この月の利息
200,000（元金残高）×0.16（金利）÷365（1年の日数）×30（1ヶ月の日数）
＝2,630（この月の利息）
そして、計算したこの月にかかる利息2,630円と、月々の元金支払額2万円を足した数が、この月の支払額になります。よって、この月の支払額は、2万2,630円となるわけです。
このように、どんどん計算していきます。
【2ヶ月目】
この月の利息
180,000×0.16÷365×30＝2,367
この月の支払額
2万2,367円
【3ヶ月目】
この月の利息
160,000×0.16÷365×30＝2,104
この月の支払額
2万2,104円
【4ヶ月目】
この月の利息
140,000×0.16÷365×30＝1,841
この月の支払額
2万1,841円
【5ヶ月目】
この月の利息
120,000×0.16÷365×30＝1,578
この月の支払額
2万1,578円
【6ヶ月目】
この月の利息
100,000×0.16÷365×30＝1,315
この月の支払額
2万1,315円
【7ヶ月目】
この月の利息
80,000×0.16÷365×30＝1,052
この月の支払額
2万1,052円
【8ヶ月目】
この月の利息
60,000×0.16÷365×30＝789
この月の支払額
2万789円
【9ヶ月目】
この月の利息
40,000×0.16÷365×30＝526
この月の支払額
2万526円
【10ヶ月目】
この月の利息
20,000×0.16÷365×30＝263
この月の支払額
2万263円
このように、10ヶ月目の支払いでやっと元金が0となりました。
そして、気になる「利息の総支払額」ですが、14,465円となります。
ということで、クレジットカードのリボ払いで20万円の借金を作った場合、その支払いには「214,465円」必要になるということになります。
このように、総支払額を計算する事で「より計画的に」利用することが可能になります。この機会に、計画的に賢くクレジットカードを利用してみましょう。
